現代人の食生活は昔に比べて大きく変化しています。咬む回数の減少によって、歯が生えてくる土台となるあごの成長に悪影響があると考えられています。また、歯の大きさも人それぞれ異なります。
このような状況が積み重なって、「叢生(そうせい)」「乱杭歯(らんぐいば)」などと、ねじれやでこぼこができてしまいます。
でこぼこ(叢生)の原因
- あごの大きさと歯の大きさのアンバランス(不調和)
一般的に、治療法は3種類あります。
あごを拡大する
歯を削る
抜歯
患者様の年齢、症状に応じて最適なものをご提案するのが矯正歯科の仕事。歯ならびの調整は、ワイヤーを通したり入れ歯のようなもので調整したりといった手法が考えられます。数年単位の長期スパンで治療に取り組むことが肝心です。
日本では八重歯をチャームポイントとする風潮があります。しかし、八重歯はでこぼこの一種です。決して好ましい状態ではありません。また、欧米ではドラキュラのようなイメージからネガティブな印象を持つ方も多いです。ブラッシングが難しく、プラークが溜まりやすくなってしまうリスクが高まります。早めの治療によって虫歯や歯周病を防ぐことが大切です。